一番最初に宇宙に生まれた細胞は
孤独に耐え切れず分裂・増殖をはじめた

昔読んだ小説にこんなことが書いてあった

ひとつの細胞にそんな感情があったのかはさておき
なんだかすんなり腑に落ちた

全宇宙にたったひとつのものが自分だったら
分裂してでも他に何かがあって欲しい

結局どんなに分裂して増えても
自分という皮一枚に包まれている限り
孤独から解放されることはないけれど
それは全生物の唯一の共通点になっている

前へ
前へ

2016年1月10日

次へ
次へ

2015年12月7日